スコットランドのHogmanay/年末はエジンバラで大騒ぎ!

早いもので今年も残すところあと僅かになりましたね。クリスマスに大晦日、にぎやかで忙しい季節。世界の各都市あちこちではカウントダウンイベントで盛り上がります。中でもとりわけ盛大なのは、スコットランドの首都エジンバラで開催される「ホグマニー(Hogmanay)」とよばれるお祭り、世界でも有数の大晦日イベントだそうです!

スコットランドってどんなところ?

スコットランドの国旗

scot

スコットランドの国旗は、青地に白のSt.Andrew’s Cross、スコットランドの守護聖人セント・アンドリューを象徴しています。そして、英国のユニオンジャックの国旗デザインは、スコットランドと北アイルランドとイングランド(イギリス)3つの旗のデザインが組み合わされたものです。最近記憶に新しい“スコットランド独立問題”がありましたが、もしスコットランドが抜けていたら、イングランドの旗デザインは変わることになったのかも・・・ですね。

英国の国旗=スコットランド(左)+北アイルランド(中央)+イングランド(右)

flags

ちなみに、スコットランドの場所はこちら。

scotland

スコットランドはイギリス北部にあります。国土面積はイギリスの約1/3を占めますが、人口は約1/12の530万人です。日本だと東北地方が独立すると言ったイメージだったのでしょうか。

スコットランドといえば、バグパイプ♪♪♪

スコットランドで思い浮かぶといえばスコッチウィスキー。でもやっぱり、タータンチェックやアーガイル、キルト(タータンチェックのスカートのような民族衣装)、そしてバグパイプは欠かせませんよね。

バグパイプ、バグ(bag=袋)とパイプ(pipe=管)を合体させた楽器です。かっこよくキルトをまとった男性が演奏するあの独特な音色は、まさにスコットランドを連想させてくれます。

首都エジンバラの街の中心部へと向かうと、バグパイプのおじさん!街中のところどころに、タータンチェックのスカート履いてバグパイプを吹いているおじさんがいるそうですよ。何だか想像しただけで行ってみたくなりすよね。

bag

そのバグパイプは音量がとても大きいー! これには理由があるってご存知ですか。実は昔、バグパイプは氏族の長たちにとって軍隊に必要不可欠な武器だったから。いまでもスコットランドの各連隊には軍楽隊があり、連隊のキルトで正装したバグパイプバンドが自軍の先頭に立って行進します。ドラムに合わせてパイプを吹き鳴らしていると、闘争心が燃え立ち、祖国への忠誠心も湧き上がって誇らしく勇敢な気持ちになるのです。

スコットランドの年越しのお祭り!

世界中で皆、大晦日には浮かれ騒ぐもの。でも、スコットランドほどのお祭り騒ぎは他にない!と言われるほどらしいです。

ホグマニーは毎年12月30日から翌1月2日までの4日間にわたって開催される、エジンバラ名物のお祭りです。イギリス各地から人々が集まって、それは盛大にお祭り騒ぎを楽しむそうです。大晦日だけでなくその前後にもいろんなイベントがあり、松明をもって行進パレード、大規模パーティあり、野外コンサートありと盛りだくさんで、期間中のエジンバラはまさにお祭り一色に染まるそうです。

hogmany

エジンバラ城の周辺のプリンセズ通りでは、なんと8万人もの人が集まるというストリートパーティが開かれ、熱気に包まれます。また世界でも有数の規模を誇る盛大な花火が大晦日の夜に打ち上げられ、なんとも華やかな一年の締めくくりに。年が明けても、新年を祝うイベントが多数繰り広げられ、1月2日のホグマニー・カーニバルで幕を閉じます。

スコットランドで年越しなんて、とっても寒そうで考えたこともなかったですが、このエジンバラ街全体が熱気に包まれる伝統的なイベントに私も家族でいつか行ってみたくなりました。

皆さん、良いお年をお迎えください!来年もどうぞ宜しくお願いします。

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