先日、軽井沢に開校した全寮制インターナショナルハイスクールISAK(International School of Asia Karuizawa)の開校記念レセプションパーティにお邪魔してきました。代表理事の小林りんさんが、将来のリーダ^を育てる為の学校を日本に!という想い胸にスタートされてから約6年。世界15か国から49名の第一期生を迎えて開校したISAKの魅力が詰まったパーティでした。
ISAKの理念とは?
パーティ会場の壁に、ISAKのミッション、ビジョン、モットーが張り出されていたので、その内容をご紹介。
ミッション
アジア太平洋地域そしてグローバル社会のために、新たなフロンティアを創り出し、変革を起こせるリーダーを育てます。
ビジョン
アジアに冠たる教育機関として、以下の素質を備えるリーダーを育成します。
1. 自らの個性と強みを認識し、伸ばす努力を惜しまない
2. 何事にも敬意をもち、多様性を尊重し、想像的に考える
3. 目的意識と、社会に対する使命感をもって生きる
モットー
一度しかない人生、自分の個性を生かして思い切り行き、自分の経つ場所から世界を変える。
とっても壮大な目標ですね。親であれば、ビジョンに掲げられた3つの素質を子ども達に持って欲しいと心から願うと思います。こんな大きなミッションとビジョンを持った学校は、私自身初めて出会いました。
代表理事・小林りんさん
パーティの半ばで、小林りんさんが今までの軌跡についてプレゼンテーションをされました。以前、小林さんのトークショーに伺ったことがあるのですが、その時同様、彼女のパワーとパッションがとてもよく伝わる内容で、聞いている私が多くの刺激を頂きました。
学校を作ると決めた直後にリーマンショックが起こり、寄付のほとんどがキャンセルされてしまったこと、学校を建てる土地が見つからなくて、日本全国色々な場所を探し回ったこと、寄付のお願いの手紙を各界の著名人に送るも、全く音沙汰がなかったこと、などなど。今までの苦労を、ユーモアを交えながら話されました。
日本に新しいインターナショナルスクールを作るという大きなプロジェクトは、小林さんを初め、本当に多くの方々の尽力によって実現したのだ、ということがヒシヒシと伝わりました。周りをどんどん巻き込んでいく小林りんさんのキラキラした目が印象的でした。
ISAKに入るには?
世界に門戸を開いているので、入試の競争相手は日本人に留まらず、世界中の学生が相手になります。また、授業が英語なので、英語レベルが相当高くないと入れません。あとネックになるのは、高い授業料でしょうか(年間300万程度)。
こう書くと、かなり難しいですね・・・。中学3年を終えるまでに、どんな力をつけておけば、こういう環境で学べるようになるのか、なかなか検討がつきません(苦笑)。
授業料に関しては、半分以上の生徒たちが何らかの奨学金を受け取っているそうです。また、軽井沢町のふるさと納税の95%がISAKの奨学金に充てられることが決定したそうなので、奨学金の枠は今後もっと増えていくのかも?
最後に
自然に囲まれた素晴らしい環境の中、様々な国の生徒たちの一緒に学ぶ3年間は、子ども達にとってかけがえのないものになるのではないでしょうか。日本の学校でありながら、海外の大学への入学資格を取得できる国際バカロレアのプログラムも魅力的です。我が家の小2の息子が、中3になった時、ISAKがどんな進化を遂げているのか、今から楽しみにしています!
ちなみに・・・パーティの中でオークションのコーナーがあり、「ISAK校長が校内を案内するとともに、好きな教師の授業を45分間受けられる」権利というのがオークションで出されていました。落札しようと何度か手を挙げたのですが、最後にほんの数秒迷ったところで別の方に決まってしまい・・・。それだけが心残りなパーティでした。ISAKで授業を受けてみたかったな・・・。