10月のグローバルイベントといえばこれ!
最近は日本でも認知度のあがってきたハロウィン、今年も時期が近づいていきましたね!ハロウィンはクリスマスなどのイベントと違い、する人としない人がはっきり分かれるイベントのように感じるのですが、皆様のご家庭ではいかがですか?
そんなハロウィンは、英語のスペルでは「Halloween」が一般的なようです。これをカタカナで表記すると「ハロウィーン」となるので、そちらが正式な呼び方なのかもしれません。本日はこれまで通りなじみのある「ハロウィン」という表記でご紹介させていただきます。
ハロウィンの起源
ハロウィンは古代ケルト人の祭りが起源と考えられています。当時は、「秋の収穫を祝い」「悪霊などを追い出す」といった宗教的な意味合いが強い行事だったようです。ケルト人にとって1年の終りは10月31日とされていたようで、そのため10月31日の夜は死者がやってくると信じられていたことから、身を守る為に仮面を被るといった風習があったのだとか。
しかしケルトと聞くと、ケルト音楽などのキーワードが思い浮かぶものの、ケルト国やケルト人というのは少し耳になじみのない言葉ですよね。そもそもケルト人とはいったい何者なのでしょうか?
ケルト人とはもともと古代ギリシア人が、西方ヨーロッパに住む人々を呼ぶ呼称として使っていた言葉のようです。意味は「よそ者」。そのため特定の人種などを指す言葉ではないようで、おそらくギリシア人から見たヨーロッパ大陸の人々を大雑把にくくった言葉なのではないかと考えられているようです。
そのためケルト国やケルト人というくくりは現代も幅広く意味があるようで、北ヨーロッパから西ヨーロッパのその地域独自の芸術、歴史、音楽といった文化的特性が残る地域をさす名称として使われるのが一般的なのだそう。
その後、アメリカ大陸へもその地域の人々が移住してきことで、ハロウィンの風習が伝わっていったと考えることができそうです。そしてそれが広がっていく過程で、宗教的な意味合いは少しずつ薄れ、カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作ったり、仮装して近くの家々を訪れてたりといった、お祭り色の強い要素がメインになってきたようです。
日本での広がりのきっかけはディズニーランド?
日本でのハロウィンの認知度が高まった過程を調べていくと、広まってきたのはこの10年ほど。特に注目を集め始めたのは、東京ディズニーランドがきっかけになったようです。東京ディズニーランドでは、1997年からハロウィンの日に園内に仮装した入園者が集まるイベントを開催しており、それが徐々にファンの間で広がっていき、2000年にはなんと400名の仮装した入園者とディズニーのキャラクターがパレードするイベントが開催されたということです。そして2001年に開園したユニバーサルスタジオジャパンでも、翌年からハリウッド・ハロウィンイベントを開催しています。
日本人はコスプレ好き?
このようにハロウィンが市民権を獲得する過程には、著名なテーマパークの貢献が不可欠だったといえそうですが、しかしそれ以外にも、日本人にとってハロウィンが実は親しみやすいイベントだったのではないか?と考えられそうな要素があります。
それは、コスプレ。最近では大学の卒業式などでさえもコスプレをする人がでてくるくらい一般的?になった感のあるコスプレですが、日本ではもともとアニメのキャラクターなどの仮装をして楽しむというのがイベントとしてありました。
また、竹の子族や暴走族といった今では死語なのかもしれませんが、ある特定の共通点を持った目立つ服装をする人が、日本には昔からいましたので、仮装に対して一定の理解のある日本人にとっては、受け入れられやすかったイベントといえるのかもしれません。
いかがでしたでしょうか?最近ではほんとうに広く市民権を獲得しているコスプレ、子どもはとても楽しめるものですので年に一度、家族で楽しんでみては?