『ディワリ(Diwali)』は、インドのお正月です。毎年10月末から11月初めに2日間にわたって開催されます。「光のフェスティバル(Festival of Light)」とも呼ばれるそうで、光り輝くヒンドゥー教の一番大きなお祭り。今年は10/23がディワリの祝日にあたります。ディワリシーズンに買い物すると縁起が良いとされているため、この期間はインド国民が1年間でもっとも買い物する時期だそうですよ!
インドってどんなところ?
インドの国旗
上のサフラン色はヒンドゥー教、下の緑はイスラム教、中央の白は2つの宗教の融合や平和を表しています。そして中心にあるのは、チャクラと呼ばれる糸車だそうです。国旗もひとつひとつの意味を、子どもと話しながら覚えていくといいかもですね。
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国の面積は、329万平方メートルで日本の約8.7倍です。そして人口はなんと12億人!中国に続いて世界で2番目に人口が多い国になります。日本は人口減少中、インドは人口増加中なので、差はどんどん広がるばかりです。
日本でのイメージは、何と言ってもカレー、そしてターバンを巻いた男性とかサリーを着た女性、カースト制度などですが、1990年代以降は情報産業で著しい成長を遂げるIT大国としても知られています。
ヒンドゥー教
インドにはいろんな宗教があります。一インド人の多くが信仰しているのがヒンドゥー教で、約80%を占めるそうです。ヒンドゥー教は、キリスト教、イスラム教に続いて、3番目に信者の多い宗教です。無宗教国家の日本人にとっては、あまり馴染みがないですよね。
ヒンドゥー教の特徴といえば身分・職業までを含んだカースト制度。インドの憲法ではカーストによる差別は禁止されていますが、現実社会では根強く残っています。旅人も基本アルコールは一切だめ。ヒンドゥー教徒は牛肉も食べません。理由は、牛はヒンドゥー教の神・シヴァ神の乗り物でとっても神聖な動物だからなのです。
ちなみに、インド人といえば、ターバンを頭に巻いているイメージがありませんか?ターバンを巻いているのは別の宗教のシーク教徒だけ。ヒンドゥー教はターバンを頭に巻いていません。
ディワリ(Diwali)のお祝いでは何をするの?
日本のお正月と少し似ているようで、まずは家を大掃除して修理したりペンキを塗り替えたりします。そして、光にちなんだ飾りつけをして、新しいカラフルなドレスを用意し、ディワリを迎えるそうです。お菓子を送り合う習慣もあったり、買い物をたくさんするので、ディワリ準備にはとてもお金がかかるみたいです。
ディワリの2日間は家中の電気を昼間もずっと付けたまま。家中のドアもあけたまま。お金の神様ラクシュミが家にやってくると考えているからです。収穫の時期でもあるため、豊穣と幸運のラクシュミに祈りを捧げます。
ディワリの日は、夜になったらお祭りが始まります。陶器にギー(動物性油脂)をいれて、綿をよって芯にしたものに火をともします。そのろうそくのようなものを、家の外、家の中において、ヒンドゥー教の神様、ラーマ王子の帰国を祝うのだそうです。
あと子どもたちの楽しみは、日本のお年玉と同様、お小遣いをもらえることです!
最後に
横浜名所の山下公園でも、「ディワリ・イン・横浜2014」が10/18(土)-19(日)に開催されます。ダンスあり、歌あり、グルメあり、熱気にあふれるインドの光の楽しいイベント、お時間のある方はご家族やお友だちと一緒にお出かけしてみてはいかがでしょうか。