GWを利用して、8歳の息子と二人で8泊10日のニューヨークに旅行に行ってきました。昨年ニューヨークに引っ越した息子の友人宅に泊めて頂き、大変充実した滞在でした。久しぶりに日付変更線を超え、リゾート地ではない場所への旅行でしたが、親子共々良い経験が出来たので、今回はニューヨークのオススメスポットと旅行の感想をまとめます。
子連れニューヨークオススメの場所
まずは今回の旅で訪れてみて、良かったスポットをご紹介します。
American Museum of Natural History
映画「ナイト・ミュージアム」でお馴染みの、アメリカ自然史博物館。広大な展示物を1日で全て見るのは難しいので、見たい展示に目星をつけてから訪れるのがオススメです。
圧巻だったのは、プラネタリウムとIMAXシアターです。ぜひ事前予約して、必ず見ることをオススメします!特にIMAXシアターの作品の完成度には驚きました。
また、「ナイト・ミュージアム」を観てから行くと、さらに楽しめること間違いなしです!
Museum of Mathematics
ミッドタウンにある算数博物館です。全ての展示物が算数や数学の不思議に繋がっていて、小学校低学年でも遊びながら、体験しながら学ぶことができます。
ただ、こちらに行かれる時は、数学が好きな大人(=説明できる人)と一緒に行く方が何倍も楽しめるかも知れません。スタッフの方に聞けば、ある程度説明はしてくれるのですが、スタッフの人数も限られている為、あまり詳しくは聞けず・・・。また、各展示物の説明も少ないので、面白く説明してくれる人が一緒にいれば、子どもの好奇心や興味をさらに引き出せると思います。
United Nations
多言語でのツアーがありますので、母国語のツアーを予約して行かれることをオススメします。国連の成り立ちや活動の説明と共に、実際に会議が行われる各会議場を案内してくれます。子どもでも理解できる内容ですし、質問も都度受け付けてくれるので、親子共々興味深い体験となりました。
Bronx Zoo
全米でも最大級の動物園。とっても広くて、1日かけても半分くらいしか回れませんでした。自然に近い状態で動物達を見ることができるので、年代問わず楽しめる場所です。
園内シャトルバスや乗り物、4Dシアターなどもあり、動物以外も楽しめる要素があります。
他にも沢山楽しめる場所があるので、子連れの旅行先としてニューヨークは検討の価値ありだと感じました。
子どもの変化
息子にとっては初めてのニューヨーク。滞在先はロングアイランドだったので、とても穏やかな住宅地だったのですが、電車に乗って訪れたマンハッタンには、恐ろしさを感じたようです。ガッチリと手を握ってきて、「何か怖い・・・」と言っていました。
多くの人種がひしめき合い、色々な言語が飛び交っている摩天楼の街を歩くのは、8歳児には刺激が強かったかな、と思いましたが、2回目、3回目ともなると、一人でサクサク歩いていました(笑)。子どもは慣れるのが早いですね。
東京の街とは、人も、風も、匂いも全然違うということを肌で感じつつ、少しずつ慣れていく息子の様子を見るのが興味深かったです。
現地に住む日本人の子ども達の勉強
今回の旅では、8歳と5歳のお子さんがいる友人宅に泊めて頂いたのですが、子ども達の宿題が興味深かったのでご紹介します。
時計の問題で、“11:15から1時間経つと何時ですか?”というようなシンプルな問題なのですが、答えだけ書くことは許されないそうです。なぜそう思うのか、どうしてそういう答えを導いたのか、その理由を一緒に書かないと○がもらえないのだとか。理由には絶対的な正解はないので、“長い針が一周すると短い針が1つ進むから”など、子どもなりに考え付く理由を書けば良いのですが、日本では見かけない光景ですよね。
このように、正解を書くだけではなく、どうしてそう思ったかを他人に説明する力を幼い頃からつけられるというのは、とても良い訓練だなー、と思いました。いつも”Why?”を考えるクセをつけるのは、家庭でのコミュニケーションの中でも可能だと思うので、今後は自宅でも”Why?”の問いをしていこうと思いました。
また、友人のお子さん達は、土曜日は日本人学校に通っているのですが、日本の学校で1週間で終わらせる内容を、土曜日の授業+宿題でカバーしようとする為、宿題の量がとっても多い!現地校の宿題に加えて、日本人学校の宿題も沢山あるので、子ども達は大変だなと思いました。駐在家庭のお子さん達は、様々な試練を乗り越えて、逞しく育っていくのだろうと感じましたが、小さいうちは親の導き方で大きく変わってくると思うので、保護者の苦労も多いのだろうと察します。
まとめ
母子で沢山の時間を一緒に過ごし、新しい物、人に触れられたニューヨークの旅は、とても良い思い出になりました。「オレ、ニューヨークに住みたいな」と言い出す息子にとっても、楽しい滞在だったことは間違いなさそうです(笑)。
学校での作文で、「外国に行くことが多いので、英語を話せるようになるよう勉強します」と書いたらしく、語学勉強のモチベーションにも繋がっているようです。
子どもにとっても沢山の刺激を与えてくれるニューヨーク、夏休みに家族で訪れてみてはいかがでしょうか?