7月末、8歳の息子が通う小学校で、日本に住む海外の留学生+帰国子女を迎えて、「世界の遊び」ワークショップを開催しました。今回はその模様をお伝えします。
異文化に触れる機会を
海外旅行に行く機会はあっても、外国の方とじっくり遊ぶ機会は滅多にない子ども達が多いのではないでしょうか?外国の方と遊んだからと言って、英語が話せるようになるわけではないし、すぐに海外に興味を持つようになる訳ではないかも知れません。とは言え、子どもの頃から少しずつ異文化体験を積み重ねることで、“世界にはこんな人がいるんだ!”とか、“こんな物を食べるんだ!”とか、“あの国の子ども達は、こんな生活してるんだ!”などなど、多様性を徐々に理解するようになって行くのだと思います。そんな異文化体験の一つになったら良いな、という想いで、今回のワークショップを企画してみました。
学校で参加者を募集したところ、1年~6年までの男女24名が参加してくれました。グループごとに各国を回って、スタンプラリーのようにシールを集められるよう、6名ずつのグループに分かれて、いざスタート!
各国の遊びを楽しむ
ワークショップに参加してくれたのは、ドイツ出身のエリクシ(慶應大学の留学生)、韓国出身のジュアン(早稲田大学の留学生)、アメリカ出身のジミー(明治大学の留学生)、スウェーデン帰国のあすか(夏からアメリカの大学院)の4名。各国の遊びはこんな感じでした。
ドイツコーナー:
Heck Meck(むちゃくちゃという意味)のボードゲーム
タイルを集めて、タイルに描かれた虫の合計で勝負するゲーム。簡単なのですが、結構はまります!特に男の子達に人気がありました。
韓国コーナー:
ゴンギノリという小石やおはじきを使って遊べる昔ながらの韓国の遊び
今回はおはじきを使いましたが、おはじき5個を手の平に置き、宙に投げます。落ちてくるおはじきを手の甲で何枚キャッチできるか、という遊びです。こちらはとっても平和な遊びで(笑)、女の子に人気がありました。
アメリカコーナー:
アメリカの小学生の間で絶大な人気を誇るスタッキングカップゲーム
カップを積み上げた後、それを崩すまでの時間を競う遊び。以外に女の子たちが上手でした。
スウェーデンコーナー:
スウェーデンのバースデーソングを習得
「あなたが生まれてきてくれた嬉しい。あなたが100歳まで生きられますように」というような簡単な歌なのですが、独特なスウェーデン語の発音も練習できて、子ども達は皆楽しそうに歌っていました。
それぞれの国コーナーでは、遊びの前に国紹介をしてもらいました。国旗と代表的な食べ物を紹介してもらったのですが、HARIO(子ども達が大好きなグミ)がドイツのお菓子だと初めて知ったり、スウェーデンのミートボールは「IKEAで食べたことある!」と教えてくれる子がいたり、国紹介でも盛り上がりました。
スタッキングカップのタイムを競ってもらったり、最後はグループ対抗で韓国のテレビに人気のゲームをやってもらったりして、2時間あっという間でした。競争が入ると、子ども達も俄然張り切りますね。
まとめ
世界の遊びをテーマにしたワークショップは初めての開催でしたが、参加してくれた子ども達は、「色んな遊びが合って面白かった」、「海外の遊びを初めて体験できた」などなど、とてもポジティヴなコメントをアンケートに書いてくれました。こういう経験を通して、少しずつ海外への好奇心や興味が培われていくと思いますので、今後も定期的にこのようなワークショップを開催したいと思います。内容はさらにブラッシュアップしてお届けできると思いますので、開催希望の学校、学童、その他子ども関連の団体の方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください♪