スウェーデンのスカンセン夏至祭り

夏がとっても短い北欧。夏の間、太陽がでていることに感謝して、めいいっぱい夏を楽しむために、各地で夏の到来をお祝いする『夏至祭』が開催されます。スウェーデンでは、ストックホルムのスカンセン野外博物館の、メイポールという植物を巻きつけた柱の周りで、伝統的な衣装を身に着けた人々が踊ったり、いろいろな行事が開催されます。

毎年6月19日から26日の間の、夏至に最も近い土曜日Midsommardagen(ミッドソンマルダーゲン)とその前日Midsommarafton(ミッドソンマルアフトン)が祝日となり、お祝いをします。スウェーデンではこの「夏至祭」が年間の大イベントで大切な日。クリスマスより・・・と言う人も結構いるらしいです。

スウェーデンの夏って? ~幻想的な白夜 The Midnight Sun

大自然のなかで森の木々も喜んでいるようなやわらかい北欧の夏の光。
6月頃は夜の12時を過ぎても真っ暗にならず、1日中太陽が沈まない「白夜」と呼ばれる、空が白く幻想的な夜になるのは、みなさんもご存じですよね。この白夜は地球の地軸が約23.4度傾いているので、地球がいくら自転しても太陽が見える位置にあり、それによって太陽が沈まなくなる現象なのです。

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北欧の人たちにとって太陽の光をたっぷり楽しめるこの夏の季節は6月からはじまり、気温も20度近くまであがるそうです。そして、8月半ばには日が短くなり始め、北欧の短い夏が終わり秋にかわっていきます。

ちなみに話はかわりますが、北欧の国フィンランドの雑貨や食器や家具で、マリメッコやIKEAも日本では有名ですよね。そもそもは年間を通して寒い時期が長く日照時間が短い北欧で、家の中でも楽しめるインテリアという考えからつくられてきているそうです。家でくつろげるようなキャンドルがたくさんあるのも、なるほどですね。

夏の到来をお祝するスカンセン夏至祭

一年で日が一番長い夏至。

北欧では一番良い季節を迎え、子ども達は6月から楽しい夏休みに入ります。 多くの人々がこの夏至祭に合わせて休暇を取り、郊外のサマーハウスなどでゆったりと夏を過ごすそうです。

ストックホルムでは、スカンセン野外博物館という1891年に設立された世界で初めて野外博物館に多くの人が集まり、メイポールという柱をかこんで、歌ったり、フォークダンスを踊ったり、楽器を演奏したりします。音楽はすべてフィドルとアコーディオンによる生演奏、朝から晩まで盛りだくさん楽しめる大イベントだそうです。

いろいろな地域の民族衣装が一度に見られるのも楽しそうですね。

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また、スウェーデンの伝統料理であるニシンの酢漬けやディルと一緒にゆでたじゃがいもなどを食べながら、ビールやシュナプス(アルコール度の高いお酒)を飲み、歌を歌ったり踊ったり真夜中まで続きます。

日本とは違った四季でのひとびとの暮らしや生き方、自然とのかかわりかた、大自然の森林、青い空と湖、みどりの島々、そして大自然に光を照らしてくれる幻想的な白夜の光、北欧はいつか家族でゆっくり訪れてみたい土地です!

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