もう夏休みはとりましたか?どこかに行かれましたか?これからの方はどちらに行く予定ですか?私は外に出掛けるのも、家でゆっくりと時間を過ごすのもどちらも好きなので、リゾート地にいってのんびりと過ごす、、、というパターンが続いています。
日本で夏休みといえば、8月中旬のお盆の時期にとる人が一番多いと思うのですが、私の周りの人はピークを避け、9月にとる人もかなりいます。今日はそんな、少し遅めの夏休みの旅先としても有名なハワイの、まだ間に合うイベントをご紹介したいと思います。
ハワイの人気度はどのくらい?
「日本人が旅行で訪れる国といえばハワイ」と思われている感もありますが、実際のところ何位なのかご存知ですか?
答えは5位です。(参照※1)http://www.jata-net.or.jp/data/stats/2013/05.html
1位ではないにもしてトップ3には入っているのではないか、と思っていたので少しびっくりしました。訪問者数は、2012年は1,254,602人。日本人の100人に1人は訪れている計算になりますから、人気の旅行先だといえると思いますが、その人数自体は年々減少傾向にあるようです。
2ヶ月間続く「アロハ・フェスティバル」
そんなハワイですが、ちょうど毎年9月に、なんと2ヶ月に渡って開催されるハワイ州最大の祭りがあります。それが「アロハ・フェスティバル」です。
アロハ・フェスティバルは、ハワイの伝統文化である、音楽、踊り、歴史などを伝えるため、毎年テーマを決めて行われるイベントです。今年はなんと68回目で、そのテーマは、「Maluhia Honua:World Peace with Aloha(アロハで世界平和を)」です。
アロハ・フェスティバルの詳細やイベント情報は、こちらのページ(英語)に詳しく載っていますので、9月にハワイに行く予定がある方はぜひチェックしてくださいね。
http://www.alohafestivals.com/
ハワイのあいさつ「アロハ」に込められた意味とは?
ハワイのあいさつといえば「アロハ」ですよね。ハワイはアメリカの1つの州なので、「ハロー」でいいように感じます。音も近しい2つの言葉ですが、なぜ「アロハ」なのでしょうか?
実は「アロハ」という言葉はハワイ語という言葉の1つで、英語とは異なる言語だからです。ハワイがアメリカの州として正式に認められたのは1959年で、まだ半世紀ちょっとしか経っていません。あまりにも当たり前のこと過ぎて意識していませんでしたが、もともとはアメリカとは異なる独立した国としての歴史を持っていたのです。
そこで使われていた言葉の1つがハワイ語です。今では高齢者の方しかきちんと使える人がおらず、保存運動も起きているようです。
アロハは、実はいくつかの意味を組み合わせた造語だとする説が有力です。その意味を探るアプローチの1つが下記です。
ALOHAを5つの頭文字で考えると、、、
「A」は、アカハイ AKAHAI (上品)
「L」は、ロカヒ LOKAHI (融合)
「O」は、オルオル ‘OLU‘OLU (心をワクワクさせる)
「H」は、ハアハア HA‘A HA‘A (謙虚)
「A」は、アホヌイ AHONUI (忍耐)
これらの言葉を統合した意味はいろいろ考えることができそうです。その1つとしては、「お互いに上品さと忍耐を、謙虚さを忘れず、心をわくわくさせる日常をともに過ごしましょう」という意味にとることができるのではないでしょうか。
これはあくまでも説の1つではありますが、この言葉を日常的に使う挨拶の言葉として利用した、ということに思いをよせれば、そういった心がけを常に持って生きていこうという先住民のあたたかい意思のようなものを感じることもできると思います。
最後に
いかがでしたか?日本人の100人に1人が訪れているハワイでも、改めて調べてみると、これまで知らなかったことがいくつも出てきます。普段は流すように使っている言葉1つをとってみても、まだまだ見逃している何かがあるかもしれませんね。