短期親子留学 in ニュージーランド/レポート③

ニュージーランドの短期親子留学、3回目のレポートは現地の学校についてです。日本の公立小学校に通っている息子にとっては、沢山の“初めて”がありましたが、とても楽しんで通っていました。

学校について

今回息子が通ったのは、オークランドにある公立小学校OWAIROA Primary Schoolです。短期留学生受け入れの実績が豊富なだけあって、担当者もきめ細かいフォローをしてくれました。この学校には、世界28か国から生徒が集まっているそうで、生徒たちも多様なバックグラウンドを持っている為、留学生受け入れにも寛容です。1週間からでも受け入れ可能なので、夏休み(7月・8月)には日本、中国、韓国を初め、アジアからの短期留学生が沢山やってくるとのこと。

写真は月曜日の全校集会の模様。

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クラスについて

息子が入ったYear 3(日本の小学校3年)のクラスの生徒数は16名でした。Year 3で5クラスあり、どのクラスも20名前後の生徒数だそうです。先生の目が届きやすいので、これくらいの人数だと良いですね。

短期留学生の息子には、2人のバディ(お世話係)が付いてくれました。バディ達が、息子に学校内を案内してくれたり、困った時に色々とフォローしてくれたそうです。息子にとってはもちろんですが、バディになる子達にとっても、他国の同い年の子どもを世話するこのバディ制度はとても良い経験なのではないかと思います。息子は初日から、“この子達に聞けば、何とかしてくれる”という安心感があったようです。

ニュージーランドの小学校では、教科書を使った授業はしないそうです。子どもの習熟度に合わせてプリントが配られ、それぞれが課題に取り組みます。皆で同じ教科書を開いて、同じページを勉強するスタイルに慣れている息子にとっては、かなり新鮮だったようです。ほとんど英語が話せない息子ですが、英語の筆記体を練習するプリントや、算数プリントなど、彼ができるものが用意されていたので、何とか授業についていくことが出来た模様。ちなみに、他の生徒たちよりも大幅に勉強が遅れている子ども達には、別教室で1対1での授業が行われます。

どの教室にもパソコンが数台置いてあって、誰でも使えるようになっています。また、教室ではいつも黒板を向いて座っている訳ではなく、円になったり、床に座ったりして、内容によって座り方も変えているようでした。

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学校のアクティビティについて

様々なアクティビティを行っているようですが、中でも8月のInternational Dayや9月のGALAは大きなイベントです。様々な国の生徒が集まっているので、8月のInternational Dayでは、沢山の国紹介ブースが出来るのだとか。自分のルーツである国の文化、食生活などを子ども達が紹介することによって、異文化への興味・理解を促進しているそうです。こういうイベント、日本の学校でもやってみたいですね。

9月のGALAは、地域社会も巻き込んだ一大イベント。フリーマーケットや、屋台、遊びブースが並び、売り上げは学校に寄付されるのだとか。毎年400万円程度の売り上げになるそうです。地域社会も巻き込んで、地元の学校を盛り上げていこうという雰囲気が素敵でした。息子と私は残念ながらGALA前日に帰国してしまいましたが、準備のお手伝いはしました。PTAも積極的に関わってGALAをサポートしているようです。

写真はGALAのお手伝い風景。

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余談ですが、OWAIROA Primary Schoolには、Boys Clubなるものがあるそうです。色々な事情から父親不在の家庭の男の子たちを集めて、男性の先生と一緒に、男子ならではのアクティビティをするのだとか(野球、サッカーなど)。男の子の成長には父親のような存在が必要という理由から、このクラブが始まったそうです。

また、校内には学童もあり、共働きの家庭の子ども達を夕方まで預かっています。これは日本の小学校と同じですね。

次回のレポートでは、短期留学中の保護者の過ごし方についてお伝えします。

短期親子留学 in ニュージーランド レポート①
短期親子留学 in ニュージーランド レポート②


ニュージーランド親子留学を全面サポートします
CURIO Japanは、オークランドにある公立小学校OWAIROA Primary Schoolと提携を結んでいます。留学手続きから、現地での日本語サポートまでアレンジさせて頂きます。ニュージーランド親子留学に関するお問い合わせは、こちら(info@curio-japan.com)まで。
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