ISAKキャンパス見学レポート

今回の記事は、メディアでも話題になっているISAKの見学レポートです。『競争力を持つ国際日本人を育成する 株式会社エディフィスジャパン』の宮城島さんが書いてくださいました。現地で感じた感想を、ぜひお読みください!


9月に設立されたインターナショナルスクールを見学してきました。設立者の小林りん氏の講演を聞いて、是非一度、学校を見てみたいと思いましたが、最近はテレビや新聞、各種メディアにも多数紹介されているので、キャンパス見学の予約も大変取り難い状況で、ようやく実現できました。学校関係者曰く、しばらくは来年・再来年入学希望者に限定したキャンパス見学にすることを検討しているとの事。人気の高さをうかがわせます。

校舎

ISAKのプログラム

ISAKとは正式名称は『インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢』といい英語標記では(International School of Asia Karuizawa)になります。英語標記の頭文字をあわせて”ISAK”。「アイサック」と学校関係者の方は呼んでいました。

全寮制でIB Diplomaカリキュラムを通して「真のグローバルリーダーを育てる」という目的の中で、問題解決力よりも問題設定能力、多様性と目的意識・使命感を持った子供達の育成に取組んでいます。

欧米のカリキュラムを取入れているので、9月から年度がスタートします。全生徒数の3割未満に相当する日本の中学卒業生は、入学前サマープログラムまでの3ヶ月間は英語力強化の為に英会話教室や英語塾に通ったり短期留学をしたりするそうです。卒業は6月になり、卒業時にIBDiplomaの他に日本高校卒業資格も取得できるそうです。IB Diplomaには奉仕活動が必修科目となっていて毎週金曜日の午後、子供達は軽井沢の様々な施設に行きボランティア活動をするとの事。1期生だけで20か国以上の国々から子供達が集まっているため奉仕活動に対する考え方も様々で、その中で日本人学生達も活動に対する意義を理解し、積極的に自発的に考え行動する様になってきているとの事でした。

ISAKの環境

キャンパスは軽井沢駅(長野新幹線で東京から1時間10分)から車で20分の所にあるので、自宅から計っても2時間程度で到着できました。軽井沢の別荘地を抜けて新リゾートエリア(幾つもの新しい別荘が建築中でした)千ヶ滝地区のあさまテラス内にあります。(タクシーの運転手さんが気を利かせてくれてビル・ゲイツ氏の別荘前を通ってくださったり《確かに広そうだった!!》、紅葉の綺麗な道を選んで走ってくださったり《ベストシーズンは1週間ちょっと前との事でしたが、まだまだ綺麗でした!!》とちょっと観光気分にもなれました。)観光スポットの塩沢湖に行ってみる?と聞かれましたが、さすがにそこまで時間が無かったので遠慮しました。

木々、草花、土に囲まれた広い敷地の中に校舎1棟、学生寮1棟、体育館、グラウンドと学校としての設備は完備、校舎と学生寮はWiFiがどこでも使用可能との事で子供達は自分のパソコンを抱えて食堂や図書館でクラスの課題を友達と一緒にリラックスした雰囲気の中で取組んでいました。

全ての建物が木の温もりが溢れる、ゆったりとした作りで、校舎の中には食堂、図書館、音楽室、理科室もあり、体育館も冷暖房が完備されていました。学生寮は欧米スタイルの1部屋を2人~4人でシェアし、4部屋が1つのリビングを共有するハウス型学生寮になっていました。隣には寮母さん(学校の先生)とその家族が住むハウスがあり、リビングから先生のリビングに直接行けるなどの工夫がされていました。

学生寮

午後1時からキャンパス見学が開始されたので、食堂には美味しそうな匂いが残り、金曜日の午後は、子供達は自由選択授業と奉仕活動のスケジュールということで、音楽室で楽器を弾いている子がいたり、図書館で勉強している子、食堂でピアノを弾いている子、当日は、ハロウィンでしたので校舎の飾り付けをしたり、仮装で顔にペインティングをしている子など夫々楽しそうに過ごしていました。

holloween

まとめ

9月に開校したばかりで、楽しいことも大変なこともこれから皆で経験していくと思いますが、目の輝き、希望と幸せに満ちたみんなの雰囲気が大変印象的で、最寄りのコンビニエンスストアまで徒歩45分と子供達にとっては決して便利な立地では無いでしょうが、困難を楽しみに変えられる子供達の柔軟性と将来性を感じることが出来たキャンパス見学でした。

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