ワールドカップでグローバル教育!?【コロンビア編】

さあいよいよ明日、ワールドカップグループリーグの最終戦が始まります!これまでの2戦は決して順調という結果ではありませんが、この試合ですべてが決まります。放送時間は少し早めで25日(水)の朝5:00からです。会社や学校に行く前に早起きしてみる人、多そうですよね。

さて、今回もワールドカップを楽しみながら、外国について学んでみよう!ということで、グループリーグの最終戦の対戦相手コロンビアについて、親子で楽しめる内容をまとめてみました。

最初にコロンビアの場所をチェック!

columbia google

場所を見てみると、ワールドカップ編の初回にご紹介したブラジルと同じ大陸ですね。平面の「地図」だとわかりませんが、地球儀で見ると日本の裏側辺りに位置しています。少し話はそれますが、「日本の裏側」という言葉を初めて聞いた時、とても興奮しませんでしたか?私は子供のころに初めて聞いた時、とても興奮したのを覚えています(笑)地球儀を持っている方は、お子さんにぜひこの言葉も一緒に教えてみてはいかがでしょう?

コロンビアの首都はどこでしょう?

コロンビアの首都はボゴタです。ボコタです、といわれても知らない人の方が多いと思いますが、ボゴタはコロンビアの中央部、アンデス山脈の標高2,600メートルの大平原に位置しています。位置としては、コロンビアという国土のほぼ中央に位置しています。日本やイタリアなど海に面している国では、外国との貿易などの利便性から海に近いところに首都がある国が多いのですが、海から離れた山の上に首都があるというのは変わっていますね。

ボゴタ

なぜ山の上に首都が?

なぜわざわざ住むのに大変そうな、標高の高いところに首都ができたのだろう?と思ったので調べてみました。いろんな説があるようですが個人的には次の説を採用したいなと思います。「ボゴタの土地は大昔海底だった。のちの大規模な地殻変動により盛り上がり陸地となったが、そこに海水の一部が残り干上がって、多量の岩塩ができた。塩は貴重品であり、交易に用いられたので繁栄した。」

なるほどなー、と感じるストーリーだと思いませんか?ちなみにみなさんがイメージする一般的な南米は「暑い国」だと思いますが、ボゴタは標高が高いため、赤道に近いにもかかわらず年間通じて温暖な気候で、最高気温は20度前後のようです。気温が年間通じてほとんど差がないという環境的な優位性も、人々が集まりやすいという状況を後押ししたのかもしれません。

愛と友情の日

コロンビアでは9月の第3土曜日は「愛と友情の日」というイベントが行われます。これは日本でいうところのバレンタインデーのような位置づけらしいのですが、内容としてはクリスマスと誕生日に近いのではないかと思います。

何をするかというと、まず、職場や学校でもプレゼント交換などをします。会社から従業員へのプレゼントや食事への招待など、とにかく街全体でお祝いを楽しむ、という感じのようです。

present

秘密の友達

「愛と友情の日」の伝統的な楽しみ方の1つに「秘密の友達(amigo secreto)」というイベントがあるようです。どういうものかというと、学校や職場の仲間同士でまず参加する人全員の名前を紙に書き、くじのように順番に引いていきます。そして、引いた紙に書いてある名前の友人が、「愛と友情の日」当日までのあなたの「秘密の友達」になるのです。

誰があなたの「秘密の友達」かは、「愛と友情の日」まで誰にも言ってはいけません。もちろん本人には絶対にバレてはいけません。そして「愛と友情の日」まで、毎日それぞれが「秘密の友人」に対して小さなプレゼントをしていくのです。飴や綺麗な花などといった小さなプレゼントを、朝早く学校や職場に行って、その人の机などにばれないようにそっと置いていく・・・そんな光景が目に浮かびます。

さらに面白いのは、相手が(そのプレゼントしてくれる)秘密の友人はいったい誰なのか?を当てることができるように、ヒントになるようなものも一緒に置いておくそうです。そんなふうにどきどきしながら相手を喜ばせ、そして自分自身も楽しみながら迎える「愛と友情の日」当日、それぞれが自分の「秘密の友人」は誰だったかをあてていくということです。

kids

大人も子供も楽しめるとても面白いイベントですよね。こういうイベント、日本でも流行るといいのに!と感じました。

さあ、いよいよグループリーグ最終戦のキックオフが迫ってきました!
親子で対戦相手に詳しくなったところで、試合も一緒に応援して楽しみましょう♪

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